あなたのことを教えてください。

私は生まれも育ちも阪南市です。ずっと都会への憧れが強く、大学は東京で進学を決め、地元を離れることにしました。大学卒業後もそのまま東京で就職し、4年間青果物の卸売市場で働いておりました。よく聞く話ですが、地元を離れて生活していると、地元の良さに気づくんです。仕事でも泉州の農協組合の方がお客様としてよく職場に来てくれて、水なすを「泉州の名産なんです」と自信を持って話されている姿をみていると、やっぱり自分のアイデンティティは阪南市なんだなと気づかされます。その気持ちがきっかけで大阪に戻ることにしました。

阪南市にＵターンされたきっかけを教えてください。

大阪に戻ってから結婚し、大阪市内で暮らしていたのですが、息子が誕生し保育園入園を迎えるとき、どこで子育てしたいのか考えました。都会には教育に力を入れている園や学校が多いことが分かっていましたが、私は阪南市の自然豊かな場所で、のびのびと子育てしたいと思ったので阪南市に戻ってきました。

阪南市に戻られた感想を教えてください。

阪南市の住みやすさは分かっていましたが、周りの方々の温かさを前よりも実感しています。ご近所さんが子どもたちに声をかけてくれたり、お豆腐屋さんが息子の恐竜の話を長々と付き合ってくれたり、公民館でボランティアの方が絵本を読んでくれたり、周りの方々が一緒に子育てしてくれているんです。大阪市内でいる時は孤独な子育てをしていたので、もっと早く阪南市に戻っていればよかったなぁと思います。また阪南市に戻って、子どものためにアイシングクッキーを作りたいと教室に通ったことで、認定講師資格を取得し、アイシングクッキーと米粉を使ったお菓子教室を自宅で開くこととなりました。まだ始めたばかりですが、お孫さんのためや、私と同じ子どものためにクッキーを作りたいと遠方からも習いに来てくださり、私も楽しみながら打ち込んでいます。今できることを思いっきりやりきりたいです。

阪南市でよく出かける場所、お気に入りのスポットを教えてください。

図書館（サラダホール）です。毎週（時には週2回）息子は好きな恐竜やかっぱの本を借り、私は私で今勉強中の米粉の本を借りに行きます。息子は司書さんとも顔見知りになり、いつも親切にしていただいています。

最後に、阪南市へ移住を検討している方に向けたメッセージをお願いします。

阪南市はあたたかい街です。もし過去の私のように孤育てをされているママがいたら、阪南市に来てほしいです。一緒に子育てしましょう。